小論文を書くための知識・教養
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火曜日, 7月 10th, 2007
アジアとはどこを指すのかといえば、一般的には、西はトルコやイスラエルから、北はロシア、南はインド、東南はマレーシアやインドネシア、そして東は中国や日本を含む広大な範囲をアジアと呼んでいます。なぜ、このように漠然とした広範な地域を指すかというと、アジアという概念がヨーロッパの発想だからなのです。
ユーラシア(Eurasia)大陸とは、ヨーロッパ(Europe)とアジア(Asia)を組み合わせてつくられた言葉です。「アジア(Asia)」という言葉の起源は、古代ギリシャにおいてギリシャの東側という意味を持つという説や古代アッシリアの東を指す言葉「asu」が起源であるという説などがありますが、つまり、ヨーロッパ人が自分たちの住む土地から東側の地域を漠然とアジアと呼んでいたようです。古代人の距離の感覚は我々とは違いますので、自分たちがアジアと漠然と呼んでいる地域がそんなにも広大な範囲を含んでいるとは思っていなかったのでしょう。中世になりマルコポーロがアジア諸国を旅して東方見聞録を執筆しますが、アジアという概念があらためられることはなかったようです。現代に至っても国際社会では、縁もゆかりもない国々をひとまとめにアジアと呼んでいます。ただ、あまりに大きな地域なので、中東や中央アジア、南アジア、東南アジア、東アジアとわけて呼んでいるのです。
課題テーマがアジアに関する場合の自問自答の具体例です。参考にしてください。
・ なぜ、日本は単独で存在してはダメなのか?
・ 共通点を見出すメリットは何か?
・ 文化面以外で日本が着々とアジアの一員となりつつあるものは何かないか?
・ アジアの一員になるメリットとデメリットは?
・ 気持ち的には日本人はどこに所属しているのか? アジア? ヨーロッパ?
・ 中国や韓国などは日本をアジアの仲間だと思っているだろうか?
・ 中国や韓国は自国をアジアの一員だと思っているのか?
・ なぜ、広大な範囲をアジアというのか?
また、日本と周囲のアジア諸国との歴史的背景からも、その関係を分析してみてはいかがでしょう。日本は明治の頃より「脱亜入欧」(福沢諭吉)のスローガンを掲げて西欧文化の輸入に努めるとともに、封建的な古い制度や因襲を「アジア的」として排除にも努めてきましたね。その意識の裏には、西欧崇拝主義が今でも根強くあります。そのような背景を考慮しながら、日本人の心理分析をもう少し掘り下げて考えてみましょう。そして、そこからさらに発展させて、これからの世界情勢の流れの中で、日本がアジアの一員としての意識をもつ必要性はどれくらいあるのだろうか、また次第に勢力を伸ばしつつあるアジア勢力の中で、日本の立場はどのように変化していくのだろうか、などと考えてみてください。そうすると、日本と「アジア」の関係がどうあるべきかが見えてくるのではないでしょうか。