« 小論文入試の類型を知ろう | Main | 小論文作成の留意点 »
小論文試験の出題傾向
By admin | 11月 15, 2007
実際の小論文試験の出題傾向には明らかな点があります。
まず、設問の形式についての傾向を見ましょう。これは、文章を読んであなたの考えを○○字以内で述べなさい、という形式のものが圧倒的に多いのです。
これは、文章をまとめろというのでもなければ文章に書かれている事柄について知っているかどうかを問うているのでもありません。実は明らかに、自分の考えが問われているのですね。
小論文入試について、間違った情報や、思い込みで学習を始めることは危険です。
もちろん他のタイプの問題も存在します。たとえば課題文を読んで数量の計算させるとか、文章の要約をさせるとか、何かについて説明させるとか‥・。それは一見求めていることは違うように思えますが、本当はその後の見解論述のために役立つとか必要だと出題者が判断したからそういう作業までさせるのです。
ということは、つまり、課題についての知識や教養を持っているあるいは課題の内容を知っているかどうかが問われることは、絶対無いということです。
なぜなら、それを出題したら小論文入試の意味がないからです。だから、知識をもっていること自体が評価の対象にはならないということなのです。(この点は大変重要です。)
そこで次に実際に出題されたテーマを眺めなおしてみると、どうも現実の我々の身の回りにある、それも未解決の問題がテーマになることが多いことが分かります。これは問題ではないでしょうか。
なぜなら例えば、「インターネットの功罪」なんていくらでもあるからです。「末期医療のあり方」だって立場によって異なる意見がいくらでも出てきそうですね。だから、暗記による対策は効果が期待できないということを意味していると思います。いや、むしろ暗記ではなく、自分の頭で考え悩んで、何とか自分なりに世論の賛同を得られるレペルの結論にたどり着こうとし、そのプロセスまで他人に納得してもらえるように表現していくことこそが求められていると言えるのです。
だから『考える力』を鍛えるしかないのです。自分なりに対象を眺め様々な角度から吟味して、もっともよいと思われる結論を発掘することができるようにするわけです。
さて、それでは、どのようなテーマに対しても聞き手、読み手が納得してくれる程度の正当な結論を導くにはどうすればよいのでしょうか。
それには、何らかの訓練が必要だということが容易に想像できますね。
Topics: 小論文入試の現状 |
Comments are closed.