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「国家と市民社会の関係」を考察するヒント
By admin | 11月 23, 2008
「国家とは、一定の領土や住民をおさめる政治社会のこと」と定義できるでしょう。あなたは「市民社会」についてはどう定義しますか。これらも世界史で習うところですが、参考までにいえば市民社会の「対等性と自立性」は、都市に発達した”市場”に由来するとされます。
それは商取引における相互の対等性の反映であり、また市場すなわち都市の封建領主からの自立性の反映です。市場の発達によって形成されてゆく市民社会は、歴史的には封建国家の内部から生まれてくるのですが、絶対主義の時代にはついに国家を取り込むこととなり民族国家と市場すなわち市民社会とはきわめて幸運な、しかし一時的な利害の一致をみることになります。
国家権力の庇護の下で安全で均質な民族市場を手に入れることができたからです。でも市場の発達はこんにち国家の枠組みをこえた展開をみせるようになりました。それがグローバリゼーションに他なりません。
ただ、市場原理を経済的基礎とする市民社会には市場特有の問題性がはらまれています。21世紀になっても世界中で多発する紛争が、はたして民族主義だけによるものかどうか議論の余地もあるかと思います。また共生の原理と市場の原理との矛盾をどう乗り越えてゆくのか等々、考えるべき課題はたくさんあるようです。
今までにない問題で戸惑ったとしても小論文の問題なので、課題を読んで自分なりにどう消化したかが問われます。世界史が苦手な分野であれば、これを機会に現代史などに関する知識を仕入れておくとよいでしょう。
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