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入試小論文の作成手順
By admin | 6月 25, 2007
入試小論文論文作成手順と論理思考の関係
入試小論文は、一般の論文とは作成手順が異なります。 たとえば大学の卒論や学位論文、研究論文という種類のものは、大抵はテーマを自分で決めますし、提出までに数ヶ月あるいは何年もかけて準備をします。これに対して、入試小論は、試験会場でテーマが与えられ、試験時間内で作成して提出しなくてはなりません。また、もちろん課題が事前に知らされることはありませんから、学位論文や研究論文のように、テーマについて事前に調べて何を書くか、どう書くかを決めておくことなど出来ません。しかし、だからと言って思いつきを未整理のまま書いて良いというわけではありません。入試小論文も一般の論文同様、試験会場でいきなり与えられた課題であっても、その場で理解し、何を書くか、どう書くかを決め、書き終えなければならないわけです。
この、課題について理解し、何を書くか、どう書くかを決めて時間内に書き終えるという作業は、テーマである対象に対して、できるだけ科学的に立ち向かい、できるだけ正当性があってできるだけ多くの人に受け容れてもらえる立論を実現するという作業が定められた時間内に行なわれなければならないということです。したがって、予備知識やテーマ種別の立論パターンを覚えておいて対処しようとすることは運を天に任せるやり方、投げやりで意見や主張を明示する発言者としては無責任な姿勢に他なりません。
また、入試小論文では論文を読んで採点する専門家が評価するわけですから、受験生が手に入れることができる書籍や、解説書の類に述べられている立論パターン、受験生が通常身に付けている知識の質や量について、全てを知っていると考えておくべきです。つまり、もしも受験生が、手に入る解説書の立論や知識を覚えておいて、後は文章でうまく誤魔化せばいいと考えているとしたら、それは全て見抜かれてしまうと自覚するべきです。 だから、対象を科学的に分析して深く理解する方法、より正当性があり説得性がある立論を組み立てる方法を学び、身につけておく必要がある訳です。 それらの方法が、論理的思考と呼ばれるものです。 論理的思考の基本は、分からないことを分かるために自問自答することです。知識が必要ないと言っているのではありません。知識で何とかなると考えてはいけない、知識を使いこなす能力を身につけなければならないということなのです。
(筆 入試小論文ゼミフォスター 代表 林)
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